2011年3月28日月曜日

「通じればよい」は通じない

今朝,といっても現地時間では午前0時に目が覚めて,それから時差ボケの解消を考えつつ,執筆を始めました。深夜,といっても日本では朝の7時ですが,ひとりパソコンに向かいつつ執筆すると結構集中できました。
そして,午前3時頃には空腹を覚えて昨日持ち帰っていたピザを食べながら,また執筆。日本時間の10時ごろ,自宅へ電話をしたら次男が出てくれてしばらく話をしました。
異国での一人暮らしというのは初めてですが,結構な緊張があります。ともかく第1の目的である執筆を続けて,午前5時頃,時差ボケを解消するためシャワーを浴びてまた仮眠という工夫をしてみました。

午前6時45分に起床し,近くのパン屋へ出かけて,朝飯を調達,コーラーとパンを食べて,さて,いよいよゲーテインスティチュートへ向かいます。午前7時50分に到着,歩いて4分です。
午前8時から面接,筆記試験,ドイツ語での作文を書かされました。これまでなんとなく適当に単語を並べて話をし,相手の言葉もなんとなくわかっていたつもりが,試験となると違います。まるで入試問題さながらの問題が80問もあり,穴埋め問題を50分でやる。定冠詞と前置詞を入れる問題が大変でした。これまた雰囲気とこれまでに読んできたドイツ語のリズムをイメージしながら適当に?解答しましたが,とても時間が足らなかったこと,文意が3分の2程度しかわからないなど,出来の悪さをその場で実感したしだいです。
試験の後,クラス分けの説明を受けます。Lehrerin(女性の先生)の評価では,「初級でもなし,かといって中級でもない,どこまで理解しているのかよくわからない?」というあいまいながら適切なお言葉をいただき,「初級にしてください」とこちらからお願いしたところ,「途中でクラス替えをしてもいいかも」ということになりました。
ドイツ語の試験というものを初めて体験して,名詞の性(男性名詞,女性名詞,中性名詞,複数形)の格変化がこれほど繰り返し試されることに改めて基礎基本の重要性を教えられました。また前置詞についても,イディオムとしてちゃんと頭に入れておかないとだめですね。

このように初日の試験が終わって,午前10時には解放されて,目的の買い物へ出かけました。
幸いにして今日は月曜日,ほとんどすべての店が開業しています。電気店を教えてもらって,アダプターを求めたところ,電源アダプターではなくパソコン用の電源コードを売ってくれました。「うちにはこれしかない」とのことで,2.5ユーロで買いました。店主にスーパーマーケットはどこですか,と尋ねたらとても親切に道を教えてくれて,コーヒー豆,ドリッパー用のペーパー,チーズ,ハム,ソーセージ,トイレットペーパー,ヘアドライヤー,ゴミ袋,掃除用のモップ,ぞうきんなどを買い込んで55ユーロを使いました。シャンプーは髪も身体も洗えるものが簡単であろうと思い,近くにいた女性に,「das Shampoo in der Kleine Flasche(小さなボトルのシャンプー)を探しているのですが」とたずねてみると,確かに小さなボトルですが2本セットを勧められました。「安くなっているよ」とさらに勧められて2本も買ってしまったしだいです。少々一度に買い込みすぎたと悔やみつつ,10キロ以上の荷物を抱えてアパートへ戻りました。
12時半ごろに買ってきたパンとハム,そしてやっとまともなコーヒーを入れて昼食。
さて,そろそろまた散策に出かけます。

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